社内報の企画やデザインにいつも悩んでいませんか?
同じような内容ばかりだと、読者は飽きてしまい、せっかくの情報も伝わりません。
社内報は、社員への情報共有やコミュニケーションツールとして重要な役割を果たします。
しかし、作った社内報が読まれなかったり、内容が伝わらなかったりしては意味がありません。
そこで今回は、魅力的な社内報を作るためのデザインや企画について、身近なところにあるヒントや見つける方法などをまとめました。
目次
●社内報にぴったりなネタはどうやって探す?
・過去の人気記事から学ぶ
・世間のトレンドとバズりコンテンツを活用する
・社内の声を積極的に拾い上げる
●ヒントはどこに?アンテナをはっておくべき場所
・雑誌、フリーペーパー
・YouTubeなどのSNS
・テレビ番組
●アイデアを逃さない!企画・ネタのストック術
●読まれる社内報にするために意識したいポイント
・社員が知りたい情報を掲載する
・情報はなるべくコンパクトに
・真面目な企画と楽しめる箸休めの企画を用意する
・写真やイラストを活用する
●まとめ
社内報にぴったりなネタはどうやって探す?
社内報作りで頭を悩ませるのが、ネタ探しではないでしょうか?
読者を飽きさせず、かつ会社にとって重要な情報を伝えるために、毎回新鮮なネタを見つけ出すのは至難の業です。
しかし、実はネタ探しの方法はそれほど難しくありません。
ここでは、3つの鉄板メソッドを紹介します。
・過去の人気記事から学ぶ
社内報の過去の人気記事を振り返り、その傾向を分析することで、成功した要素を見つけ出すことができます。
Google Analyticsなどのツールを使って、アクセス数や読了率の高い記事を調べたり、読者アンケートを実施し、記事に対する感想や要望を収集するのも有効です。
どのテーマが好評で、どのスタイルが読者に受け入れられたのかを把握し、今後のネタ探しに生かしましょう。
また、過去の成功体験やプロジェクトの進捗を追跡し、続編やアップデートとして取り上げることで、読者に新たな情報を提供できます。
・世間のトレンドとバズりコンテンツを活用する
世間のトレンドやバズりコンテンツは、社内報のネタ宝庫です。
ニュースサイトやSNSで情報を収集し、社内報に活かせるテーマを探しましょう。
社内報に取り入れることで、読者が興味を持ちやすく、話題性を高めることができます。
例えば、話題の映画やドラマ、書籍などを題材に、社員の感想や意見をまとめるのも面白い企画になります。
SNSやニュースメディアを活用し、最新の情報を把握することで、企業内外の注目を集めるネタを見つけ出しましょう。
・社内の声を積極的に拾い上げる
社内報は、従業員にとって身近な情報誌です。
従業員の関心を引くためには、社内の話題を取り入れることが重要です。
社内の掲示板やアンケート、ランチ会や懇親会などを通じて、従業員から話題を集めてみましょう。
仕事に関することだけではなく、趣味やプライベートに関する話題も歓迎です。
従業員の意外な一面を知ることで、親近感が生まれ、社内コミュニケーションの活性化にもつながります。
ヒントはどこに?アンテナをはっておくべき場所
魅力的な社内報を作るために、多くの担当者が日々アイデアやデザインのヒントを探しています。
紙媒体、Web媒体問わず、参考にできるヒントはたくさんあります。
ここでは、日常の中で見つけられる3つのヒントについてご紹介します。
・雑誌、フリーペーパー
書店や図書館、社内のラックでふと目にとまった雑誌や、たまたま手に取ったフリーペーパー。
実は、それらが社内報デザイン・企画の宝庫になることをご存知ですか?
例えば、女性誌のファッションページには、若手社員向けの企画や従業員を紹介するときに使えそうなデザインやアイデアがあります。
人気のショップやスポットの紹介コーナーは、支店や部署紹介の記事のヒントになりそうです。
他にも、ビジネス誌やスポーツ雑誌には、社長の取材記事からレイアウトや見出し、写真の撮り方のアイデアがたくさんあります。
数字を扱う記事の参考になるグラフや数字の見せ方も学べます。
・YouTubeなどのSNS
動画を使った社内報は難しそう...と言って、新しいアイデアを探すのを諦めてはいけません。
実は、動画社内報のエッセンスを紙やWebの社内報に取り入れることで、より魅力的な情報発信が可能になるのです。
例えば、LINEのトーク画面をヒントに、社員同士の対話形式で記事を作成する手法は、親しみやすく、読みやすいコンテンツとして人気です。
紙の社内報でも、ポーズや文字デザインなどを工夫すれば、YouTube風の表現ができるでしょう。
また自社の社内報ならではのキャラクターを登場させることで、親近感を高め、読者の興味を引きつけることができます。
特に若手社員向けの企画では、最新のトレンドをデザインに組み込むことが重要です。
動画がないからこそ、クリエイティブなアイデアとデザインで社内報を魅力的かつインタラクティブに仕上げてみましょう。
・テレビ番組
テレビ番組は、エンターテイメント性はもちろん、情報伝達や社会啓蒙など、様々な役割を担っています。
その中でも、視聴者の心を掴むコンテンツや見せ方は、社内報の企画立案においても参考になる要素が多くあります。
例えば、多くの視聴者を惹きつける人気番組のタイトルは、言葉選びや表現方法において、非常に洗練されています。
また、人気のあるテレビ番組は知名度が高く、そのイメージを反映させた社内報のタイトルが登場すると、記事をクリックしたりページをめくりたくなる効果があります。
補足ですが、テレビ番組のタイトルを参考にする際には、著作権に注意する必要があります。
番組名そのままのタイトルを使用することは、社内報であってもNGです。
記事の信頼度を上げるために、ニュース画面のキャプチャや新聞記事の切り抜きを使用する場合も、必ず掲載許諾を得るようにしましょう。
アイデアを逃さない!企画・ネタのストック術
ふと目にした風景、耳にした会話、何気ない日常の中にこそ、企画の種は潜んでいます。
しかし、アイデアは一瞬で消えてしまうことも。
だからこそ、「感じた瞬間」にメモを取る習慣が重要です。
アイデアが浮かんだら、すぐにメモを取るようにしましょう。
スマホのメモアプリ、ノート、付箋など、自分に合った方法を見つけてください。
キーワードや箇条書き、ラフスケッチで構いません。
メモには、紙とデジタルツールでそれぞれのメリットがあります。
紙の場合は、手書きの温かみや、図やイラストを自由に描ける利点があります。
デジタルツールの場合は、検索や編集が容易で、他のツールとの連携もスムーズです。
ストックしたメモが溜まってきたら、似たテーマ同士をグループ化してみましょう。
共通点や相違点を見つけることで、企画の方向性が定まります。
すぐに使えないアイデアも、後々世の中のトレンドや社内の状況と合致すれば、日の目を見るかもしれません。
「今すぐ使えない」と切り捨てずに、ストックしておきましょう。
日々の生活の中で、常にアンテナを張り、アイデアをキャッチする習慣を身につけることで、魅力的な企画を生み出す源泉となります。
読まれる社内報にするために意識したいポイント
社内報を作成する際には、単なる情報提供だけでなく、読者の興味を引き、主旨を理解してもらえるような工夫が必要です。
ここでは、読まれる社内報を作り出すために意識したいポイントを挙げてみます。
社員が知りたい情報を掲載する
社内報は、社員が知りたい情報、必要とする情報を掲載することが重要です。
そのためには、事前にアンケートを実施したり、社員からの意見を聞いたりして、ニーズを把握することが大切です。
例えば、以下のような情報は、多くの社員が関心を持つ可能性があります。
・会社の経営状況
・新規事業や新製品の情報
・社員インタビュー
・社内イベント
情報はなるべくコンパクトに
社内報は、忙しい社員が読むものです。
そのため、情報はできるだけ簡潔にまとめ、読みやすくすることが重要です。
・長文は避け、箇条書きや図表を活用する
・専門用語や略語は使わない
・難しい内容は、わかりやすく言い換える
真面目な企画と楽しめる箸休めの企画を用意する
社内報は、真面目な情報ばかりだと、読むのが疲れてしまいます。
そのため、社内イベントのレポートや、社員の趣味を紹介するコーナーなど、箸休めとなる企画も必要です。
・社員が楽しめるような企画を取り入れる
・ユーモアや遊び心を取り入れる
・読者参加型の企画を取り入れる
写真やイラストを活用する
写真は、文章よりも多くの情報を伝えることができます。
また、イラストは、文章をわかりやすくしたり、読みやすくしたりする効果があります。
・記事の内容に合った写真やイラストを選ぶ
・写真は高画質のものを使う
・イラストはオリジナルのものを使う
まとめ
紙・Web問わず、読者を魅了する社内報を作るためのヒントとアイデアの探し方についてご紹介しました。
魅力的な社内報を作るためには、情報収集と企画立案の両輪を回すことが重要です。
さまざまな方向にアンテナを張り巡らせることがその手助けにつながります。
雑誌やフリーペーパー、SNS、テレビ番組など、様々な媒体からヒントを得ましょう。
そして、思いついたアイデアは、すぐにメモを取る習慣をつけましょう。
メモ帳やスマホアプリなど、自分に合ったツールを活用し、アイデアを整理していきます。
また、読まれる社内報は、社員が知りたい情報が簡潔にまとめられ、読みやすいデザインであることが重要です。
社内の声を積極的に拾い上げ、社員にとって興味関心のある情報を掲載することも大切です。
過去の人気記事を分析したり、アンケートを実施したりして、読者のニーズを把握しましょう。
また、真面目な企画と楽しめる企画をバランスよく配置し、写真やイラストを活用することで、より魅力的な社内報を作ることができます。
紙・Web問わず、魅力的な社内報を作るためには、日々の情報収集と企画立案が欠かせません
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ積極的に情報収集を行い、社内報のデザインや企画に磨きをかけてください。