社内コミュニケーション活性化に役立つと言われているWeb社内報ですが、その理由の1つに双方向でコミュニケーションが取れることがあげられます。
特に「いいね!」や「コメント」といったリアクション機能を搭載しているWeb社内報の場合、読者の反応を拾えるようになることからお互いの気持ちが伝わりやすくなり、コミュニケーションが生まれるきっかけになります。
そんなWeb社内報ならではのリアクション機能を使って社内のコミュニケーションを活性化したいけれど、なかなか思うような反応が得られない、どうやったら「いいね!」やコメントなどのリアクションが集まるようになるか悩んでいる声をよく聞きます。
そこで今回は、リアクション機能を使ってコミュニケーションを活性化するために効果的なWeb社内報のコンテンツアイデアをご紹介します。
目次
●いいね!やコメントなどリアクション機能のメリット
・社内コミュニケーションが活性化する
・社内報に対する参加意識やつながりが生まれる
・記事への反応を可視化できる
●いいね!がつきやすいコンテンツアイデア4選
・社員図鑑
・私のおすすめおすそ分け
・リクエストで作るプレイリスト
・ラジオ配信
●コメントがつきやすいコンテンツアイデア4選
・推しメン紹介(他己紹介)
・リレーブログ
・部署クロス対談コラボ企画
・サンクスメッセージつなぎ
●コメント機能を活用したコンテンツアイデア4選
・あなたの座右の銘、教えてください!
・こんな時どうする?門外不出の「仕事術」
・Which is?究極の選択
・みんなで読む川柳
●まとめ
いいね!やコメントなどリアクション機能のメリット
Web社内報はタイムリーな情報発信が可能です。
紙の社内報の場合、配布するまでのタイムラグが発生することは避けられません。
伝えたいことをすぐに伝えることができ、鮮度の高い情報と共有ができるのはWeb社内報ならではのメリットでもあります。
また、情報をアーカイブしておくこともできるので、何度も読み返したりすることができます。
最近では、リアルタイム性とアーカイブ性だけではなく、「いいね!」ボタンやコメントで読み手がリアクションできる機能を兼ね添えたWeb社内報を選ぶ企業が増えています。
リアクション機能を選ぶと、以下のようなメリットが期待できます。
・社内コミュニケーションが活性化する
・社内報に対する参画意識やつながりが生まれる
・記事への反応を可視化できる
・社内コミュニケーションが活性化する
昨今のSNSような「いいね!」ボタンやコメントと言ったリアクション機能を使うことで、読み手側からも発信ができるようになります。
一方向からだけではなく双方向で発信できるようになることで、コミュニケーションが生まれるきっかけになります。
例えば、いいね!ボタンで共感を集めることは、情報を発信する側の想いが伝わったようで一体感が生まれ、うれしい気持ちになります。
他にも、今まで話したことない他部署の人ともコメントをきっかけに会話のキャッチボールが始まったり、誰かと思わぬ共通点を見つけることがあったり、新たな発見や仲間を知るきっかけになります。
仲間をより深く知ることで心理的安全性が高まり、社内コミュニケーションが活発になる効果が期待できます。
・社内報に対する参加意識や自分ごと化するきっかけになる
リアクション機能の2つ目のメリットは、社内報に対する参加意識が生まれたり、自分ごと化するきっかけになる点です。
例えば、Web社内報のコメント機能を活用してアンケートや企画を募集したりすることで、そこに投稿されたコメントがそのままコンテンツの一部になります。
読者である従業員側も気軽に発信できることで、社内報はただ読むだけのものではなく参加意識が生まれ、自分からWeb社内報にアクセスして情報を積極的に取りに行くようになるなど、自分ごと化するきっかけになるでしょう。
・記事への反応を可視化できる
リアクション機能の3つ目のメリットは、記事への反応を可視化できることです。
アクセス解析などを使って閲覧数などを把握することはもちろんですが、数字だけではその評価がポジティブな反応なのかネガティブな反応なのかまではキャッチすることができません。
コメント欄から記事への具体的な意見や感想が寄せられることで、その記事に対する反応を可視化することができます。
例えば、コメント欄に「次も期待しています」「続きも読みたいです」などポジティブなフィードバックがあれば、従業員にどんなコンテンツが人気なのかを把握することに役立ち、Web社内報をブラッシュアップする時の指標にもなります。
いいね!がつきやすいコンテンツアイデア4選
それでは、ここからは実際にWeb社内報でいいね!やコメントがつきやすいコンテンツアイデアを紹介していきます。
まず始めはいいね!がつきやすいコンテンツアイデアですが、こうした記事はあまり深く考えずに、読み手が気軽にいいね!を押してしまうような、読みやすさや共感を呼ぶ内容にするのがポイントです。
・社員図鑑
社内報の定番とも言える社員紹介コンテンツは、共感を集めやすい企画です。
性格判断や動物占いなどを絡めたり、堅苦しくならず人となりを紹介できる内容にすると、読む側も楽しめて、気軽にいいね!が集められます。
・私のおすすめおすそ分け
従業員のおすすめを紹介する企画です。
お気に入りを紹介する記事から、その人の好きなものやキャラクターを知ることができ、こんな人だったんだ!という驚きや共通点を見つけるきっかけになります。
読み手の共感を呼びやすく、思わずいいね!を押してしまいたくなる記事とも言えるでしょう。
・リクエストで作るプレイリスト
毎月テーマを決めて従業員からリクエストを募り、実際にYouTubeやSpotifyで作成したプレイリストとして公開する企画です。
「クリスマスソングといえば?」「テンションを上げたい時に聴く曲は?」など、幅広い世代の従業員からリクエストを集められるテーマにすると、バラエティーに富んだ内容になるでしょう。
連載企画としても使えて、気軽にいいね!を押しやすいコンテンツの1つです。
・ラジオ配信
Web社内報では動画や音声といったリッチコンテンツを掲載できるものも多く、こうしたメリットを活かして社内ラジオを始める企業が増えています。
従業員が自由な時間に聴くことができるようにアーカイブとして残しておくと、休憩時間や仕事の合間の息抜きにぴったりなコンテンツとして、興味や関心を集めることができます。
ラジオ配信と言われるとハードルが高いイメージがありますが、新たな試みとして実施している企業が増えています。
専門の機材などがなくても、オンライン会議ツールの録画機能など使って録音してラジオ番組を作ることが可能で、実際に弊社のグループ企業では社内ラジオを配信しています。
当コラムでもラジオ配信に関する記事を公開していますので、ぜひご一読くださいませ。
関連記事:社内ラジオで「聴く」コミュニケーションへ
コメントがつきやすいコンテンツアイデア4選
続いては、コメントがつきやすいコンテンツアイデアです。
Web社内報でよくみられる傾向として、1つもコメントが付いていないと後に続くことに躊躇してしまい、コメントが付かなくなるループがあります。
これを打開する策としては、まずはWeb社内報を運営する担当者が率先してコメントを入れていく方法が有効です。
誰でも自由に気軽にコメントできる雰囲気を作ることで、後続のコメントがしやすくなり、リアクションを増やすことができます。
・推しメン紹介(他己紹介)
社内報では定番の紹介系コンテンツをアレンジした「他己紹介」の企画です。
「推しメン」と呼ぶことで堅苦しさではなくカジュアル感を出し、コメントに対するハードルを下げています。
また、こうした他己紹介は本人は気付かない意外な一面を紹介する場面も多く、仲間の人となりを掘り下げて知るきっかけになります。
誰が誰を紹介するか?という点からも「あの人とあの人が実はつながっていたんだ!」という知られざる関係性が明らかになるところからコメントが盛り上がることも多いと言われている企画です。
・リレーブログ
社員ブログも社内報では定番の企画ですが、次に書く人を指名していくリレー形式で従業員を巻き込んでいく企画はコメントを集める点でも有効です。
書き手により内容が変化する面白さと、文体から本人の人柄を知ることができる点で従業員の共感を呼びやすく、思わずコメントしたくなる雰囲気を作り出すことが期待できます。
また、毎回違う人が書くことで、読み手を飽きさせず連載企画として継続することができます。
・部署クロス対談、コラボ企画
お互いを知るきっかけとしても有効なのが、グループや部署をまたぐクロス対談やコラボ企画です。
普段は自分が所属している部署や事業のことだけしか知る機会がない従業員も多く、垣根を越えてお互いが話せる企画を通じて、相互理解を深めることができます。
こうした企画は顔見知りの人が登場すると、それだけで読み手は親近感が湧き、コメントに対するハードルも下がりやすくなります。
・サンクスメッセージつなぎ
ありがとうの気持ちを伝えあうことで、従業員同士のつながりや一体感を生み出す効果も期待できる企画です。
感謝の気持ちを伝える記事は、共感を呼びやすいだけでなく、お互いを思いやる気持ちに触れて心が温かくなったり、メッセージを貰った本人にとっても励みになります。
記事をきっかけに「言いそびれてしまったあの時の感謝を自分も伝えたい!」など、コメントを通じて書き込みが増えることも期待できる企画です。
コメント機能を活用したコンテンツアイデア4選
最後は、コメント機能を企画そのものとして活用するアイデアをご紹介します。
テーマを決めて、それに対してコメントを寄せてもらう記事を公開します。
集まったコメントがそのままコンテンツになるので、投稿者と読者に楽しんでもらえると同時に、コメントが盛り上がりやすい企画です。
・あなたの座右の銘、教えてください!
自己紹介でもおなじみの「座右の銘」は、誰でも答えやすいテーマでもあります。
コメントを投稿することへの心理的ハードルを下げたい時にも有効です。
他にも「胸に響いた言葉」「忘れられない名セリフ」など、言葉にまつわるテーマは、文字にして書き込むことで伝わるテーマでもあるので、コメント機能の使いどころとも言えるでしょう。
・こんな時どうする?門外不出の「仕事術」
ネットではおなじみの、質問に対して見解を集める知恵袋のようなQ&A企画です。
仕事にまつわる悩みや疑問などを募集し、コメント欄でアドバイスや回答を投稿してもらいます。
仕事に関するお悩み相談は、所属や部署、立場の垣根を超えたコミュニケーションを生み出すきっかけになりやすいネタでもあります。
コメント活性化と同時に、気づきや学びも得られる一石二鳥のコンテンツとしておすすめです。
・Which is?究極の選択
「朝食はパン派?それともごはん派?」「ネコ派?それともイヌ派?」のように、二者択一で好きなものやこだわりなどをコメントから回答してもらう企画です。
テレワーク標準化など働きかたの多様化で、社内で顔を合わせる機会やリアルイベントを行う機会が減少する昨今ですが、こうした誰もが気軽に参加できるイベント型のコンテンツは、社内の一体感を高めてくれる効果も期待できそうです。
・みんなで読む川柳
紙の社内報では定番でもある「川柳」を募集する企画です。
お題とその趣旨を記事で公開し、コメントから川柳を投稿してもらいます。
川柳は年齢層がやや高めな方に人気の企画でもあるので、幅広い世代からコメントを集めたい時や、Webに不慣れな方たちにコメント機能を知ってもらうきっかけとしても有効です。
優れた作品には社長賞を贈呈するなど、集めただけで終わりにしない仕掛けを用意すると、一段と盛り上がると思います。
まとめ
Web社内報は「いいね!」や「コメント」と言ったリアクション機能がきっかけとなり、双方向でコミュニケーションを取ることができます。
こうしたWeb社内報ならではの機能を有効活用していくことで、社内のコミュニケーション活性化へつながっていくと思います。
リアクション機能をもっと活用する方法でお悩みの方は、今回ご紹介したコンテンツアイデアを参考にしてみてください。
また、弊社が提供するWeb社内報アプリ『SOLANOWA』では、いいねボタンやコメント機能を搭載しております。
こうしたリアクション機能を使うことで、相互コミュニケーションの促進や企業カルチャーを作りたいとお考えの方はお気軽にご相談ください。