Web社内報サービス「SOLANOWA」提供を開始以来、多くの企業に導入いただいておりますが、どの企業にも共通する悩みが1つだけあります。
それは「読まれるWeb社内報の作り方がわからない」という悩みです。
もっと閲覧数を上げたい、もっと従業員を巻き込んだ企画を作りたい、マンネリ化しないためのネタが欲しい、と言った要望の声を多く聞きます。
そこで今回は、読まれるWeb社内報づくりのヒントになるコンテンツのアイデアを12ヶ月分、年中行事などに合わせた季節ごとにご紹介します。
社内コミュニケーションの活性化を図りつつ、一年を通して読者を飽きさせないネタをストックできるようにしましょう。
目次
⚫︎web社内報のメリットとは?
⚫︎Web社内報コンテンツ企画ネタ12ヶ月分 ・季節別テーマ24選
1:【春】3月・4月・5月のネタ
2:【夏】6月・7月・8月のネタ
3:【秋】9月・10月・11月のネタ
4:【冬】12月・1月・2月のネタ
⚫︎成功するWeb社内報にするための7つのチェックポイント
1:専門知識がなくても記事の執筆・編集が可能であること
2:システムやセキュリティの運用管理負荷がなく、コンテンツに集中できること
3:サイトが見やすく、デザイン性が高いこと
4:掲載順やリンクなど導線整理、離脱防止の仕組みが行いやすいこと
5:アンケートやコメントなど双方向コミュニケーション機能が実装されていること
6:社員数の増減に対応できるコストテーブルであること
7:アプリ対応が可能であること
⚫︎まとめ
Web社内報のメリットとは?
社内報というと、従来は雑誌のように紙媒体の冊子で社員に配布されるものが多くを占めていました。
しかし現在は、コロナ禍の影響でリモートワークが浸透したことから紙媒体の配布が物理的にも困難になり、インターネット環境があれば読むことができるWeb社内報を導入する企業が増えています。
企業DX化の促進やSDGsの観点からペーパーレス化が進んでいることもあり、紙からオンライン化への流れでWeb社内報の導入が加速しています。
そして、コミュニケーションが取りづらくなっていることに危機感を感じ、Web社内報でインターナルコミュニケーションを活性化したいと考える企業が増加していることも要因の1つです。
紙の社内報を季刊誌のようにOB配布用などに残して、Web社内報をリアルタイムな発信で使用するなど、紙とWebを併用して使い分ける方法も増えています。
Web社内報には紙媒体にはないさまざまなメリットがあります。
まずはなんと言っても、いつでも更新ができる速報性、スピード感です。
リアルタイムの情報配信に強く、動画や音声など多彩なコンテンツで情報を発信することが可能です。
午前中に行われた行事やイベントが、午後には記事としてアップできたり、メディア掲載情報など突発的なニュースの周知にも対応できるのが強みです。
紙媒体では、印刷から配布するまでにどうしても日数がかかります。
手元に届く頃には情報が過去のものになってしまう点がデメリットでしたが、Web社内報であればタイムリーな更新が可能なので、ニュースの価値としても非常に高い発信ができます。
同時に、Web社内報ならネット環境さえあれば、いつでもどこでも全従業員が情報にアクセスできるので、企業内の情報格差を軽減することにつながります。
PCはもちろんアプリ対応のWeb社内報であれば通知機能を使えば更新を見逃すことなく、スマートフォンやタブレットなど自分に合ったさまざまなデバイスから読めるという点も大きなアドバンテージがあります。
また、読者(従業員)がコメントしたり「いいね」などアクションができる機能を搭載して、双方のコミュニケーションを活性化することができます。
「どのくらい読まれたか」という効果測定を数値化し把握できるのもWeb社内報ならではのメリットです。
最後に、紙媒体のように印刷や配布するためのコストが発生せず、保管場所も不要でバックナンバーの管理が簡単にできる点が挙げられます。
Web社内報ならば過去の投稿をバックナンバーとしてクラウドなどネット上で保存・管理ができるので、一覧化できるだけでなく読みたいものを探す時の検索性にも優れています。
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コンテンツ企画ネタ12ヶ月分・季節別テーマ24選
更新頻度が高く、新鮮な情報を掲載することが求められるWeb社内報は、ネタ集めに苦労すると言われています。
そんな時に役立つ、コミュニケーション活性化にもつながりそうなネタを季節別に12ヶ月分で集めてみました。
【春】3月・4月・5月のネタ
1)3月:なつかしの卒業アルバム披露
卒業シーズンに合わせて、従業員や経営陣の卒業写真や学生時代の写真を掲載し、当時のエピソードを語ってもらう企画です。
他にも、新入社員が最初の1年を終えるタイミングに重なるので、同期入社で記念撮影や座談会など行う企画は記事そのものがアルバム代わりになります。
数年経って見返した時に当時を思い出すきっかけになるでしょう。
2)3月:年度末に向けた振り返りとメッセージ
3月は多くの企業が期末に当たることからこれまでの振り返りと今後の目標などを社内で広く周知する企画です。
トップや経営陣のメッセージだけでなく、部署や拠点ごとに振り返りや成果・目標を発表することで社内の士気を高める効果が期待できます。
3)4月:みんなのおすすめ新生活お役立ち情報
4月は入学や入社といった新しいことが始まるタイミングです。
便利な新生活のアイテムを紹介したり、テレワークやオフィス環境を整える時におすすめのグッズなど、写真やコメントを付けて紹介するとベターです。
4)4月:新入社員さん、いらっしゃい!
新しく入社した社員の紹介記事はこの時期の楽しみでもあります。
自分で自分を紹介するパターン以外にも、新入社員同士がリレー形式などお互いを紹介するパターンもおすすめです。
入社員同士の座談会や、あえて経営陣と新入社員の座談会などもフレッシュさが魅力になる記事になりそうです。
5)5月:子どもの頃へタイムスリップ
5月5日の子どもの日にちなんだ企画です。
子ども時代のエピソードや写真を集めたり、子どもの頃の夢をアンケート集計したり、お子さんがいる従業員のエピソードをまとめても楽しめそうです。
他にも、年代別なつかしのレトログッズを紹介したり童心に帰れるような企画を立ててみましょう。
6)5月:照れずに伝えたい「お母さん、ありがとう」
母の日のおすすめのプレゼントや喜ばれそうなお取り寄せグルメを特集したり、両親への感謝のメッセージを特集する企画です。
経営陣や役職者に母の思い出やエピソードなどを語ってもらう記事も、この時期ならではの話が聞ける貴重な機会になりそうです。
【夏】6月・7月・8月のネタ
7)6月:憂鬱な梅雨をカラッと快適に過ごす秘訣、教えます!
何かと気分が沈みがちな梅雨を快適に過ごす方法を紹介する企画です。
雨の日でも気分が上がる出勤ファッションや、あると便利なレイングッズなどを紹介して、梅雨を楽しく過ごせるヒントを提供していきましょう。
8)6月:父の日の思い出館
5月の母の日特集から少し変化をつけた企画にするとマンネリ感を払拭できます。
また、家族にも読んでもらえる記事として「お父さんの普段の仕事ぶりを紹介する」企画もこの時期ならでは切り口になるでしょう。
9)7月:未来の自分へ願うことは?
七夕といえば短冊に願い事を書く習わしにちなんで、未来の自分への願いを集める企画です。
3年後、5年後、10年後など、叶えたい夢を描くことで仕事に対する目標を定めるきっかけになるかもしれません。
1年後なら、来年は願いが叶ったかの振り返り記事もセットできそうです。
10)7月:これぞ日本の夏!自慢の夏祭り特集
日本の夏を象徴する、お祭りや花火大会を特集する企画です。
出身地や地元のおすすめのお祭りや花火大会を紹介する記事は、写真を多く使うとより賑やかな雰囲気で楽しめます。
全国各地に拠点や支店がある企業であれば、職場近くで行われるイベントを紹介する企画は、従業員同志のコミュニケーション活性化のきっかけになります。
11)8月:猛暑はこう乗り切ろう!おすすめライフハック
猛暑が当たり前の昨今の夏、体調管理への意識を促す企画です。
夏バテに効くサッと作れる時短メニューを募集・紹介したり、テレワークでエアコンを上手に使う方法などライフハック系も喜ばれそうです。
12)8月:福利厚生で楽しむ夏やすみ
夏季休暇の過ごし方の提案と同時に、福利厚生を周知する企画です。
福利厚生が利用できる場所や施設の紹介や、利用したことがある従業員から口コミを募ると旅行サイトのようで面白くなりそうです。
利用するための申請方法まで合わせて記事にしておくと良いでしょう。
【秋】9月・10月・11月のネタ
13)9月:食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋.....みんなはどう過ごす?
食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、など「○○な秋」で思いつくものが多い季節。
「○○な秋」といえばでアンケートを取りながら、おすすめを紹介しあう記事はバラエティーに富んだ内容にできそうです。
「読書の秋」や「芸術の秋」をテーマに、経営陣が感銘を受けた作品を紹介する記事も学びにつながるでしょう。
14)9月:我が家の防災アイテム
9月1日の「防災の日」にちなんで防災意識や危機管理を啓蒙する企画です。
日常生活でも使える便利な防災アイテムなどを紹介すると、気軽に読めてかつ有益な記事になります。
他にも企業が災害対策として実施している内容を周知しておくことで「心理的安全性」を高める効果も期待できます。
15)10月:オフィスグルメマップ
「食欲の秋」にぴったりなグルメを特集する企画です。
オフィス近辺のおすすめ店や隠れた名店を紹介する記事なら、従業員のあいだで会話のきっかけになるかもしれません。
社員食堂がある企業であれば、人気メニューランキングなどアンケート企画も盛り上がりそうです。
16)10月:芸術の秋〜スマホ写真展覧会
「芸術の秋」にちなんで映えてるスナップを募集する企画です。
従業員のスマホに眠っているとっておきの映え写真を募集して、読ませるより「見せる」記事はいかがでしょうか。
17)11月:今、あの人に伝えたいありがとうメッセージ
「勤労感謝の日」にちなんだメッセージ企画です。
従業員同士でありがとうの気持ちを伝え合う企画は、エンゲージメントの向上につながるでしょう。
他にも、経営陣から社員へ感謝のメッセージをあえてこの時期に発信することで、年末に向けて士気を高める効果が期待できます。
18)11月:文化の日に学ぶコンプライアンス
「文化の日」にちなんで、企業のリスク管理には欠かせないコンプライアンスを学ぶ企画です。
昨今ではSNSの使い方が企業イメージに影響するケースも多々あるため、今一度コンプライアンスを高める機会にしておきましょう。
クイズ形式にして理解度をチェックできるようにしたり、気軽に楽しく学べるようなアイデアがおすすめです。
【冬】12月・1月・2月のネタ
19)12月:今年はどう過ごす?クリスマス特集
クリスマスに関する企画は外せない鉄板ですね。
お家時間の増えたwithコロナ時代に適したホームパーティーにおすすめのレシピを紹介したり、行ってみたい憧れのお出かけスポットを紹介する記事が喜ばれそうです。
他にも、子供の頃のクリスマスの思い出をアンケート集計してみると、世代ごとの特徴やギャップが楽しめるかもしれません。
20)12月:オフィスも自宅もすぐできる大掃除のコツ
大掃除シーズンには欠かせない、すぐに実践できるお掃除のノウハウを特集する企画です。
オフィスでもテレワークでも、デスク周り・仕事スペースを整頓しておくことは集中力アップに効果的だと言われています。
おすすめの便利グッズや、おしゃれな掃除グッズの特集などもおすすめです。
21)1月:今年こそは!みんなの新年の抱負を大発表
「一年の計は元旦にあり」ということわざ通り、一年の目標を集める企画です。
目標や決意を形にして、従業員のやモチベーションを刺激しましょう。
経営陣からのメッセージなども動画を使ってダイレクトに伝えると、インパクトがあっておすすめです。
22)1月:これってウチだけ?お正月の過ごし方
お正月の過ごし方についてアンケート集計する企画です。
出身地やその家庭ならではの独自のこだわりなど、楽しめて「あるある!」と共感を集められる記事になりそうです。
集めたエピソードを全国地図に沿って統計してみたり、見せ方の切り口も考えてみましょう。
23)2月:バレンタインに届けたい!サンクスメッセージ
バレンタインにちなんだ企画も入れておきたい鉄板ネタです。
バレンタインは従業員同士で感謝の気持ちを伝える日として、サンクスメッセージを送り合う企画はいかがでしょうか。
他にも、学生時代や子供の頃の甘ずっぱい思い出エピソードを募集したり、プレゼントのトレンドを紹介する記事も喜ばれそうです。
24)2月:感染症に負けないカラダづくりのポイント
インフルエンザをはじめとする感染症の流行シーズンに、予防策を発信する企画です。
新型コロナウイルスについては、一年を通して対策が求められていますが、流行しやすい季節は特に気をつけたいもの。
従業員の健康を守るためにも、産業医に話を聞いてエビデンスを添えるとより効果的です。
成功するWeb社内報の7つのチェックポイント
これまで紙媒体を主流としていた社内報は、企業のなかでも広報部門のみが担当・制作することが多く、ほとんどの場合「伝える」「知る」ためのものでした。
今後ますます需要が増えていくWeb社内報は「伝わる」ことを意識し、各部門を巻き込む「WG(WorkingGroup)型」であることが求められます。
Web社内報は立ち上げてからが本番です。
読まれるWeb社内報へと成功させるためには、以下の7つのチェックポイントでサービスを選ぶことが重要なポイントになります。
- 専門知識がなくても記事の執筆・編集が可能であること
Web社内報は即時性があるため、更新頻度高くなります。
多機能すぎて使いこなせない場合もあるので、HTMLやWebページ制作に慣れていない人でも簡単に更新できるような、自社にとって使いやすいサービスを選びましょう。 - システムやセキュリティの運用管理負荷がなく、コンテンツに集中できること
Web社内報にはたくさんの情報資産が集まります。
どこからでもアクセスが可能になる分だけ情報漏洩の可能性があることに留意し、リスク管理ができるしっかりとしたセキュリティ対策や基盤を持つサービスを選定しましょう。 - サイトが見やすく、デザイン性が高いこと
読者に読みやすいと感じてもらえるようにWeb社内報のトーン&マナーを整えることは大前提です。
テンプレートなどを使用して記事によってバリエーションが付けられると、飽きずに読んでもらいやすくなります。 - 掲載順やリンクなど導線整理、離脱防止の仕組みが行いやすいこと
読みにくい・わかりにくいサイトは閲覧されないのと同様に、Web社内報もUI(ユーザーインターフェース)を整えることが大切です。
更新された情報がすぐ目に止まり、目当ての情報の探しやすさまで考慮したページ設計ができるサービスを選びましょう。 - アンケートやコメントなど双方向コミュニケーション機能が実装されていること
Web社内報の醍醐味とも言えるのが双方向コミュニケーション機能です。
気軽に反応できるいいねボタンやコメント機能は、普段は接点がない人たちの間でもコミュニケーションがうまれるきっかけになります。
読者の反応も掴みやすくなるので搭載すると良いでしょう。 - 社員数の増減に対応できるコストテーブルであること
Web社内報はアルバイトやパート、派遣を含めた全従業員が閲覧できることが望ましいものです。
利用する人数によって金額が変動する「従量課金制」のサービスの場合、従業員の増加によってコストも増加してしまうことに注意して選びましょう。 - アプリ対応が可能であること
PCを持たない従業員でもアプリがあればスマートフォンやタブレットから閲覧できるようになります。
何か新しい情報があっても「わからない」という企業内における情報格差や、コミュニケーション不足によって引き起こされるさまざまなミスや問題を解消することにつながります。
また、アプリはプッシュ通知機能が搭載されているため、情報の更新や通知に気づいてもらいやすく、閲覧率を向上させる効果が期待できます。
まとめ
Web社内報はインナーコミュニケーションを活性化させ、従業員モチベーションの向上を手助けするツールでもあります。
その効果を発揮するためには、何よりもまず従業員にWeb社内報を読んでもらわなければなりません。
過去に掲載したコンテンツも切り口を変えてみることで、再び新しいコンテンツとして流用できることがあります。
ここにあげた24選のネタもすでにWeb社内報で掲載済みの場合もあると思います。
その時はどれくらい閲覧されたのか、他の記事と比較してPV(閲覧数)は高いか低いか、その理由は何が考えられるか、など分析してみることが大切です。
他の記事と比較してPV数が高ければ、その記事のどこがよかったのかを考えてみましょう。
いつもよりフランクな内容が新鮮だった、次節に沿っていた、写真が多めで見映えが良かった、など見えてくる傾向があると思います。
少しづつ自社でウケる記事とはどういうものかを把握していくことがコンテンツのブラッシュアップへとつながります。
ゼロからコンテンツ企画を考えることはなかなか労力が要りますが、ブラッシュアップから始めてみるとアイデアを出しやすくなるのではないでしょうか。
リアクションがもらえるいいねボタンやコメントなどWeb社内報ならではの機能を取り入れながら、従業員が読みたくなるコンテンツを考えていきましょう。
SOLANOWAは、従量課金を廃止した定額制のため、従業員数を気にせず何人でも気軽にアカウント配布が可能です。
アプリにも対応していますので、PCを持たない従業員でもスマートフォンやタブレットでWeb社内報を読むことができます。
標準装備としてレイアウトテンプレートやアンケート機能を搭載しているので、誰でもかんたんに記事作成や更新が可能です。
いいねボタンやタグ検索機能をはじめ、読者も使いやすいようにサービス仕様を整えています。
また、SOLANOWAでは、別途でWeb社内報コンテンツ制作の支援も承っています。
これから紙の社内報とWeb社内報を併用したい、従業員が増減してもコストをかけずに運用したい、コンテンツの作り方がわからない、などお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
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